2019年 05月 13日
透析始めて丸3年 |
透析始めてほぼ3年が経ち4年目に突入
合併症の手足の痺れ、足の血流が悪い為の歩行困難、起立性低血圧、目眩や立ちくらみ
慢性的なだるさなどとの付き合い方が日々の課題だったのだが
3年目の終わりになって
透析中が問題になって来た。
透析を導入したての3年前は高血圧で平気で200オーバーとかの数値を叩き出していたが、
最近は高くて140位
透析直前に計ると120台が多くなって来た。
血圧の薬も最も多い量の時に比べると半分になった。
血液透析は血液を体外に出して毒素を取り除く事
腎臓が殆ど動いていないので本来腎臓で分解する
リン、カリウム、カルシウムなどを除去する事。
そして、尿が出なくなっているので、血液の中から水分を抜き取る
いわゆる「除水」
話は逸れますが、看護師さん技師さんは除水という言葉をあまり使わない
私の通院するクリニックでは「お水引」と言う
最初は祝儀袋の水引と勘違いして、なんかおめでたい事でもあるのか?
とトンチンカンな事を想像していた。
話を戻そう
我々透析患者にとってはこの徐水量が透析時の一番の関心事になる。
尿が殆ど出ないので、水分を摂ると汗以外は殆ど体内に溜まる
食事も関係するが、僕の場合中1日で2〜4kg、中2日で4〜5kgは体重増えてしまう。
(透析患者の中では多すぎ 笑)
その増えた体重をこの除水で戻す訳だ。
透析導入時でMAX3.2kg。体が慣れて来た最近ではMAX4.2kgまでは除水出来る。
透析中は体外に血液を出して濾過や水分除去を行う訳だから
必然的に血圧は下がる。
130位で終わるのが望ましいと言われているが、最近の私の場合透析中に80位まで下がってしまう。
激しい頭痛と倦怠感が襲って来る。
普段なら透析終わりはそれなりに体調は悪いが寝れば治る。
しかし80台まで下がった翌日は目覚めても頭痛は続き体全体に倦怠感が残る。
徐水量を決める目安となるドライウェイト(基準体重)を上げると徐水量も減るので
血圧が下がり過ぎるのを防ぐ効果があるが、かなり上げても症状に変化は無い。
食事や水分摂取を控えて徐水量を2kgに抑えても
透析1時間経過すると80台まで下がりアラームが鳴る。
血圧の薬を減らしても改善は見られない。
と言う事で大学病院から週一でクリニックに回診に来る先生の診断で
心臓に問題があるのでは無いか?
私の外来に来なさいと言う事で明日大学病院で診てもらう事になった。
改善出来るといいなぁ。
それから、その体調不良に輪をかけて辛いのは妹の愚痴
92歳になる父の食事の世話からオムツの手当て、僕が体力的に出来ない布団の上げ下げ
キッチンでの炊事や料理などの家事をしながら
週数日は働いているのだから大変なのはわかる。
体調の良い時は労いの言葉もかけるし、心から感謝もしている
しかし、歩くのもやっとな体調の時に
口に出して「なんで私ばっかり洗い物しなくちゃいけないの?」と怒りながら
皿を洗ったりされるのは相当応える。
体調が安定している時は手伝う事も出来たが、現状ではどうしようも無い。
私や父が死んで妹を楽にさせるしか無いのだろう。
こんな中途半端な体でもまだ死にたくは無いし
どうしようもない。
こうやって家庭は崩壊していくのだなと…。
誰が悪いのでも無い。
介護費の負担増、低所得者の利用できるサービスが無い事。
それが働きたくても働けない現状を作っている事を実感する。
もう無理!
by jintaro_jin
| 2019-05-13 09:59
| 腎不全・健康